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藺牟田池がラムサール条約に登録されました

 

ラムサール条約登録湿地 藺牟田池

 

 平成17年11月8日,藺牟田池がラムサール条約に登録されました

湿



ラムサール条約とは
 昭和46年にイランのカスピ海湖畔のラムサールという町で採択されたことから「ラムサール条約」と呼ばれていますが,正式な名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」です。

 水鳥の生息地だけでなく、現在は、広く生態系にとって重要である湿地を保全するための国際条約となっています。また、湿地の保全だけでなく、世界的に認知された湿地をうまく活用していこうという「賢明な利用(ワイズユース)」も提唱しています。

 世界では1500所以上が登録されていますが、国内では、昭和55年6月に北海道の釧路湿原が初めて登録され、これまで13か所が登録されていました。今回、20か所が追加登録されましたが、藺牟田池は、屋久島永田浜、くじゅう坊ガツル・タデ原湿原とならんで九州ではじめての登録湿地となりました。





藺牟田池

  薩摩川内市祁答院町藺牟田

◆標高 295m
◆水深 約3.5m
◆面積 約60ヘクタール
◆藺牟田池県立自然公園
◆ベッコウトンボ生息地保護区

 火口湖で、周囲を標高450m〜500m前後の外輪山に囲まれています。
 火口湖とは火山の噴火で陥没した部分に雨などがたまってできた湖で、カルデラ湖とも呼ばれています。
 藺牟田池の西側の3分の1は、湿原化しており、多数の泥炭質の浮島が見られます。この浮島は、国の天然記念物で、「泥炭形成植物群落」として指定されていますが、多くの植物が枯れて完全に腐らずに堆積し、炭化したものです。


 貴重な自然が残る藺牟田池では、湿原上にマコモ、ツルヨシ、フトイが見られるほか、水面にはジュンサイ、ヒツジグサなどの水生植物が生育し、マガモ、ヒドリガモ、カイツブリなどの水鳥も見られます。 

 池の西側にある湿原は、絶滅が心配されるベッコウトンボをはじめ、たくさんのトンボの産卵や羽化の場として、とても貴重な場所となっています。

 


ベッコウトンボ          
        学名:Libellula angelina


 ベッコウトンボは、体や羽の色がその名のとおりベッコウ色であることが特徴です。しかしベッコウ色であるのは、ヤゴから羽化してトンボとなった未熟な時期だけで、成熟すると黒色になります。藺牟田池のベッコウトンボは4月中旬から6月下旬ごろに見られますが、もっとも多く見られるは4月下旬から5月上旬です。


 かつては本州以南の広い地域の水辺に多く生息していたベッコウトンボですが、近年は、池や沼の開発、生活排水などの流入により、その数は激減しています。そのため、環境省のレッドデータブックでベッコウトンボは絶滅危惧1類に指定されています。

 平成6年にベッコウトンボは国内希少野生動植物種に指定され、捕獲が禁止されています。
 また、このベッコウトンボが安定的に生息している藺牟田池とその周辺は、平成8年、全国で初めてベッコウトンボの生息地保護区に指定され保護されています。

 
      
 
   

●リンク

薩摩川内市観光ガイド(祁答院エリア)

いこいの村いむた池(公共宿泊施設)

ラムサール条約湿地の新規登録について(環境省記者発表)



−お問い合わせ−
市民福祉部 環境課 生活環境グループ
電話0996-23-5111
Fax0996-20-5570

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