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■平成26年 第6回薩摩川内市議会定例会(12月)における施政の概要等について
※「施政方針」「施政等の概要」とは、市長が、どのような考えや方針で、市政を進めていくかを明らかにするものです。具体的には、重要施策の進め方や予算について、市を取り巻く諸情勢を踏まえながら、通常、1年間に4回開会される市議会の冒頭で、市長が表明演説を行います。なお、本文書は演説原稿であり、当日の筆記録ではありませんので、演説の内容とは若干の相違点がある場合があります。御了承ください。市議会の会議録は、後日、市議会ホームページでご覧になれます。

 

 

●平成26年11月26日開会の平成26年第6回市議会定例会で、岩切秀雄市長が述べた「施政の概要等」について紹介します。

 

 今年もあと1カ月を残すのみとなりましたが、本日ここに平成26年第6回市議会定例会が開会されるに当たり、現時点における諸報告と所信の一端を申し上げますとともに、このたび提案いたしました補正予算案等の概要を御説明いたします。

 


 今年は市制施行10周年の節目の年であり、次の10年に向けての礎となる1年でありました。振り返りますと、4月には「高速船甑島」が就航しました。甑島市民の生活航路としてはもちろん、川内駅から甑島までを「甑島観光ライン」として結び、市内外からの観光誘客など交流人口の拡大に寄与することができました。

 

 また、8月に市制施行後初めて名誉市民の称号を初代薩摩川内市長 森卓朗氏及び元国務大臣 故松下忠洋氏に贈呈しました。

 

 他にも、NHKスポーツパーク「松岡修造のテニスパーク」、防災活動拠点施設としての新消防庁舎の落成、市制施行10周年記念式典など、様々な事業を展開して参りました。

 

 次に、川内原子力発電所1・2号機の再稼働に関しましては、今月7日、鹿児島県知事も政府の方針について、理解するとの意向を表明されたところであります。本市としましては、今後においても、原子力防災計画・避難計画の充実化に向けた取組を国・県と一体となってスピード感をもって行って参りますとともに、国に対しましては、厳格な審査の継続と事業者への安全確保に関する指導・監督の強化をお願いし、また、九州電力株式会社に対しましては、関係法令に基づく審査等への適切な対応と更なる安全性の向上についての不断の取組を強く要請したところであります。

 

 鹿児島県の公共関与による産業廃棄物管理型最終処分場として、公益財団法人鹿児島県環境整備公社が平成23年9月から川永野地区に整備を進めておりました「エコパークかごしま」が来月竣工し、平成27年1月から開業することになりました。これまでも、市民や関係自治会員、地区コミュニティ協議会長への現地視察会を開催するなど整備への理解や安全確保・生活環境保全への取組状況の説明が行われてきておりますが、今後も、県及び環境整備公社に対しましては、環境保全協定に基づき適切に対応されるよう要請していくとともに、周辺地域の安全・安心の確保及びコミュニティの融和対策等を進めて参ります。

 

 川内駅東口市有地につきましては、民間活力による利活用を模索しておりますが、現段階では、具体的な方向性を見出すには至っていない状況であります。

 

 今後も、賑わいの創出や魅力ある空間づくりのため、引き続きその利活用の方策を検討して参ります。

 

 農林漁業の六次産業化につきましては、先般、六次産業化実施計画の承認第2号が誕生しました。五代町の崎原一博氏が自ら生産したお茶を活用して、ティーバッグ茶などの新商品を開発・販売しようとするものであります。また、来月13日には、「六次産業化シンポジウム」を甑島で初めて開催する予定であります。今後も、様々な取組の展開を通じて、農林漁業の六次産業化の浸透を図って参りたいと考えております。

 

 企業誘致につきましては、先月6日、株式会社岡野エレクトロニクスと工場増設に係る立地協定を締結したところでありますが、同社においては50名の新規雇用が予定されており、大変喜ばしく思っております。今年度は合計で5社と立地協定を締結し、79名の新規雇用を見込むことができました。今後も積極的な企業誘致に取り組み、雇用の創出を図って参ります。

 

 次世代エネルギーにつきましては、先月1日からスマートハウスの一般公開が始まり、10月末までに約500名の方に来場いただいております。また、スマートメーター等を活用した見守り支援サービス実証事業につきましては富士通株式会社と、甑島での電気自動車用の使用済蓄電池を活用した実証事業につきましては住友商事株式会社と協定を締結し、事業に着手したところであります。さらに、電気自動車用の急速充電器を年明け早々にも本庁舎や支所などに設置する計画であります。今後も、次世代エネルギービジョン・行動計画を着実に実施して参りたいと考えております。

 

 国際交流につきましては、先月27日から29日まで、3年ぶりに常熟市公式来日団6名をお迎えし、甑島を中心に視察いただきました。また、今月20日から22日まで、昌寧郡に公式訪韓団9名と青少年スポーツ交流団19名を派遣いたしました。今後も、文化・スポーツ交流や経済交流を通じ、青少年の健全育成や観光の振興など相互の発展につながるよう取り組んで参ります。

 

 甑島地域の振興につきましては、先月21日に、藺牟田瀬戸架橋完成後の将来像について、甑島市民に主体的に議論を行っていただくため、「甑はひとつ推進会議」を設立していただきました。今後、市といたしましても、甑島地域の振興の方向性を見出せるよう積極的に支援して参りたいと考えております。

 

 さて、先月17日、「旧増田家住宅」を国の有形文化財に、今月21日、「甑島長目の浜及び潟湖群の植物群落」を国の天然記念物に指定することが、国の文化審議会から文部科学大臣に答申されました。

 

 来年3月には、甑島が(仮称)甑島国定公園として指定される予定であります。さらに来月中には、川内駅東西自由通路に、新たな賑わい空間として「つん広場」を開設いたします。これらを観光の振興に活かして参りたいと考えているところであります。

 

 また、来年は鹿児島県において「第30回国民文化祭・かごしま2015」が開催されます。様々なイベントを通じて、本市の文化の振興を図るとともに、全国へ情報発信を行って参りたいと考えております。

 

 次に、補正予算案について御説明いたします。

 

 今回の補正予算案については、一般会計において1億7695万6千円の増額を、9特別会計においては1億2498万5千円を増額し補正予算案を上程しております。

 

 まず、一般会計につきましては、普通交付税及び繰越金を増額したほか、国県補助金の内示に伴う歳入・歳出予算の調整を行うとともに、事業費の確定又は執行見込みによる予算の調整を行ったところであります。

 

 さらに、日頃から市民の要望が多い市道の維持修繕に係る経費を15カ月執行予算として増額補正するとともに、(仮称)甑島国定公園の記念式典時の甑島PRイベント開催経費並びに観光客等が利用する高速のインターネットの接続環境を向上させるための里港及び長浜港ターミナルの公衆無線LAN整備経費の計上や、本年8月に操業開始した立地企業に対する用地取得補助経費を追加計上したところであります。

 

 次に、各特別会計でありますが、国民健康保険事業及び介護保険事業において国庫支出金等精算返納金を増額し、介護給付費準備基金の積立金を計上したほか、簡易水道事業など7会計においても、国庫補助事業の内示や執行見込み等による所要の経費の調整を行うこととしております。

 

 今定例会におきましては、補正予算案のほか、薩摩川内市行政手続条例の一部を改正する条例案を始めとする各議案について御審議をお願いしておりますが、会期中に薩摩川内市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例案等を追加提案させていただく予定でありますので、御了承を賜りたいと存じます。

 

 提案いたしました各議案の細部につきましては、主管部・課長から説明させますので、何とぞ慎重なる御審議を賜りますようお願い申し上げます。

 

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