川薩圏域CKD(慢性腎臓病)予防ネットワーク
川薩圏域(薩摩川内市 さつま町)ではCKD(慢性腎臓病)の重症化を予防するためのCKDネットワークモデルをスタートしました。
1.CKD(慢性腎臓病)とは
CKD(慢性腎臓病)は、自覚症状がほとんどないことから、自分には関係のない病気と思ってしまいがちです。しかし、現在日本のCKD患者数は1330万人いるといわれています。これは、成人に8人に一人の割合であり、「新たな国民病」と考えられています。
CKDを放置すると、人工透析や腎移植が必要になるばかりではなく、心筋梗塞や脳卒中の危険が高まることが分かってきています。
≪ CKDの定義 ≫
次の(1)(2)のいずれか、または両方が3ヶ月以上持続した状態のことをいいます。
(1)尿異常、画像診断、血液、病理で腎障害の存在が明らかである。
(2)腎臓の働き(GFR*)が60未満に低下している。
*GFR 糸球体ろ過量と言い、腎臓の機能を表す指標です。
2.CKD予防ネットワークモデルとは
よりよいCKD診療のため、かかりつけ医と腎臓診療医等が診療連携して治療を行なうものです。
1.健診結果で、腎機能が紹介基準に該当する場合、CKDネットワーク登録医(以下かかりつけ医)を受診
2.かかりつけ医は、診察の結果、腎臓診療医等へ紹介
3.腎臓診療医等は、必要な検査等をおこない、正確な腎機能を把握し、病気の診断及び、治療の方針の決定を行います
4.かかりつけ医は、腎臓診療医からの指示を受け、CKD診療を継続します。
3.CKDネットワーク「紹介基準」
次のいずれかに該当する場合
○尿蛋白/Cr比0.50g/gCr以上、または尿蛋白2+以上
○尿蛋白と血尿がともに陽性(1+以上)
○40歳未満 eGFR60ml./分/1.73㎡未満
○40歳以上70歳未満 eGFR50ml./分/1.73㎡未満
○70歳以上 eGFR40ml./分/1.73㎡未満
○3ヶ月以内に30%以上のeGFRの低下
(「CKD診療ガイド2012」に準拠して作成)
医療機関の皆さまへ
川薩圏域CKDネットワークモデルの概要・様式等は下記のとおりです。
ダウンロードしてお使いください。
- CKD予防ネットワークモデルの概要(61KB)(PDF文書)
- 川薩圏域CKD予防ネットワークについて(24KB)(Word文書)
- 川薩圏域CKDネットワークモデルの流れ(平成30年4月~)(103KB)(パワーポイント文書)
- 紹介基準と再紹介基準(65KB)(PDF文書)
- 様式0 川薩圏域受診報告書(41KB)(エクセル文書)
- 様式1 紹介シート(CKD登録医→腎臓診療医)(30KB)(エクセル文書)
- 様式2 返信シート(腎臓診療医→CKD登録医)(23KB)(エクセル文書)
- 様式3 経過報告書(腎臓診療医→保険者)(15KB)(エクセル文書)
- 様式4 登録承諾書(CKD登録医用)(25KB)(Word文書)
- 様式5 登録証(CKD登録医用)(22KB)(Word文書)
- 様式6 変更届(CKD登録医用)(22KB)(Word文書)
- 様式7 辞退届(CKD登録医用)(22KB)(Word文書)
- 様式8 登録承諾書(腎臓診療医用)(24KB)(Word文書)
- 様式9 受講終了証(22KB)(Word文書)
- 様式10 変更届(腎臓診療医用)(20KB)(Word文書)
- 様式11 辞退届(腎臓診療医用)(22KB)(Word文書)
- 登録医療機関一覧(168KB)(PDF文書)