伝染性紅斑が流行しています
川薩保健所管内の伝染性紅斑の流行が警報発令基準を超えました【令和7年10月7日発令】
川薩保健所管内におきまして、伝染性紅斑の定点報告が、令和7年9月29日~10月5日の報告で3.50となり、警報発令基準値(定点あたり2.00)を超え、川薩保健所管内に流行発生警報が発令されました。
今後も流行の継続が懸念されますので、なお一層の咳エチケットの徹底と手指消毒といった感染症対策に努めていただくようお願いします。
伝染性紅斑の予防について
1 伝染性紅斑とは
伝染性紅斑とは、ヒトパルボウイルスB19による感染症で、頬に出現する蝶翼状の紅班を特徴とし、小児を中心にしてみられる流行性発疹性疾患です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ(ほっぺ)病」と呼ばれています。
2 症状
10~20日の潜伏期間の後、紅い発疹(蝶翼状-リンゴの頬)が現れ、続いて手、足に網目状、レース状、環状などと表現される発疹がみられます。これらの発疹は1週間前後で消失しますが、長引いたり、一度消えた発疹が短期間のうちに再び出現することがあります。ほとんどは合併症をおこすことなく自然に回復します。
3 感染経路
通常は飛沫または接触感染であると言われています。
4 治療、予防方法
特異的な治療法はなく、対症療法のみです。現在のところワクチンはなく、妊婦などは、流行時期に感冒様症状の者に近づくことを避け、万一感染した場合には、胎児の状態を注意深く観察することが必要です。
5 感染症法における取り扱い
5類感染症定点医報告対症疾患です。
6 学校保健安全法における取り扱い
明確には定められていませんが、第3種の感染症「その他の感染症」として、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまでの期間の出席停止の措置が必要と考えられます。





                  
                  
                  
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更新日:2025年10月09日