友好都市常熟市から贈呈された琴川亭を解体し、一部移設しました
琴川亭と薩摩川内市
東屋「琴川亭」建築風景
平成3年(1991年)7月に締結された当時の川内市と中国常熟市との友好都市締結10周年を記念して、平成13年(2001年)6月に「琴川亭」(きんせんてい)は常熟市から贈呈されました。当時、建築資材は船便により到着し約1カ月で完成しました。
「琴川亭」とは
常熟市は、「土壌が肥え、毎年水害も干害もない」ことに由来し、名付けられました。また、山がきれいで、湖が鏡のように連なって並んでいるので、昔から「十里の青い山が半分街に入り、七本の小川が皆海に通じる」と称され、形が古琴に似ていることから「琴川」との異名でも知られています。
平成3年(1991年)の友好都市締結から3周年の際には川内市民からの募金を募り、紅葉の木を数千株、常熟市の尚湖に植栽し、「川内の森」と名付けられました。
七年後、今度は常熟市民から伝統の六角亭を一ついただき、琴川の「琴」と川内の「川」の文字をとり、「琴川亭」と命名され、両市の永遠の友情と平和の象徴となりました。
琴川亭解体と一部移設
常熟市から贈呈され、総合運動公園に設置されていた琴川亭ですが、これまで幾度か補修を行い大事に取り扱ってきましたが建設から20年が経過し、修繕が困難となりました。倒壊の危険性が高いことから、令和5年(2023年)12月に解体撤去しました。
「琴川亭」の看板を国際交流センター展示室に展示、東屋の擬宝珠と石碑を同施設の園庭に移設をしました。
<琴川亭のなりたち>
琴川亭記写真データ(拡大してご確認ください)(JPEG:3.9MB)
解体前の琴川亭の様子(総合運動公園敷地内)
右側は石碑、左側は東屋上部についていた擬宝珠(ぎぼし)
更新日:2024年04月19日