薩摩川内SDGsチャレンジストーリー(#8 すくすく保育園)
薩摩川内市では、令和3年6月8日に、市長が「薩摩川内市未来創生SDGs・カーボンニュートラル宣言」を実施し、2030年SDGsの達成と2050年カーボンニュートラルの達成に向けて取り組んでいます。また、令和4年5月20日には、国(内閣府)のSDGs未来都市に選定され、今後さらにSDGs及びカーボンニュートラルの達成に向けて、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉に市民総ぐるみで取り組むことを目指しており、持続可能な社会の実現のために、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉として、一人ひとりができることからSDGsの達成に貢献し、市民のみなさんと一緒に薩摩川内市の未来をつくる各種取組を実施しています。
各種取組の1つとして、市内でSDGsに関連する取組を行っている市民の方をインタビューした「SDGsチャレンジストーリー」を動画及びWebコラムにて公表しています。第8弾となる今回は、すくすく保育園をインタビューしました。
すくすく保育園
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すくすく保育園のみそづくり
薩摩川内市勝目町にある、「すくすく保育園」。子どもたちの元気な声が聞こえてくる。今日は恒例、給食で食べるみそをみんなでつくる日。

子どもたちも、小さなエプロンと三角巾を付けて、準備OK!

子どもたちはまず、蒸した大豆を少量ずつ、ビニール袋に入れて口をしばったものを、ひとつずつ手に取る。


前の日に先生たちが準備した、ふっくらと柔らかい大豆を、子どもたちは粘土で遊ぶようにして、つぶしていく。


豆の粒が少し残っていても大丈夫。あっという間に大豆の準備ができました。




次はどんな作業かな?子どもたちと一緒に、みそづくりの手順、おぼえましょう。
蒸した大豆がつぶれたら、次は麹(こうじ)の準備。麦麹に、塩を混ぜていく「塩切り」作業。


ぷーんと漂う麹の香りを感じながら、塩切りをしていく子どもたち。何回も作ったことのある男の子が、手と手をすり合わせて、「こうやるんだよ」とお手本を見せる場面も。頼もしい!


難しそうだと思っていたみそづくりも、意外とかんたん?次はどんな作業でしょうか。

麹と塩が混ざったら、ビニール袋からつぶした大豆を出して、混ぜていきます。袋についた大豆を、ていねいにかきとる子どもたち。


「おいしくなーれ、おいしくなーれ」 魔法のじゅもんを唱えるように、みんなで声を出しながら、リズミカルにコネコネしていきます。
みそづくりもいよいよ佳境!


子どもたちと先生の笑顔の秘密を、職員の白川久美子さんに聞きました。

みそづくりを始めた理由は?
自分たちで食べるものを、つくれるものはつくろう、と始めました。最初はあちこち飛んで、あとかたづけも大変でしたけど、4年たって慣れましたね。みそづくりが終わって、手を洗う前に子どもたちが手についたみそをペロペロしてたでしょう?それくらい、おいしいんです(笑)


白川久美子さんにとって続ける、とは?
気負わず、できることをやる。日々ちょっとずつでも、できることをやり続けること、でしょうか。人との出会いが「やってみたいな」と思うことを、見つけさせてくれますね。

すくすく保育園が大切にしていること
心と体をつくるのは、やっぱり「食」。子どもたちを通じて、家庭の食事も変わっていく。お父さん、お母さんも元気になっていますよ。

この日の給食は高野豆腐の味噌そぼろ丼。しみじみと優しい味に、心も体もほっこり、満たされました。
(取材:2023年6月)
更新日:2023年08月25日