令和4年度SDGs チャレンジ・シンポジウムを開催しました!

更新日:2023年04月05日

薩摩川内市は、令和4年5月に「SDGs未来都市」に選定され、サーキュラー(循環型)都市を目指しています。 持続可能な社会の実現を目指し、薩摩川内市の未来をつくるさまざまな取組を市民のみなさんと一緒に考えていくため、令和5年3月12日にシンポジウムを開催いたしました。今後も、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉に、市民のみなさんとともに、SDGsの達成に向けて取組んでいきます。

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報告1「市による取り組み状況と今後 ~SDGs未来都市とサーキュラーパーク九州構想について~」

薩摩川内市 田中良二 市長

講演では、薩摩川内市が内閣府より「SDGs未来都市」に選定された経緯と、関連する様々な取組みの概要について説明がありました。そのなかで、市民の皆さんと一緒になってSDGsに取り組むための機運づくりとして、「知る」・「考える」・「行動する」・「伝える」ことが重要であることが示されました。

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基調講演「SDGs達成に向けての市民の役割 ~持続可能な未来とまちづくりの考え方~」

早稲田大学 所千晴教授

基調講演では、SDGsの背景に始まり、サーキュラーエコノミーの考え方などをご説明頂きました。サーキュラーエコノミー達成のためにはパートナーシップで目標を達成することが重要であり、市民一人一人が自分事として考えていくことが重要であること、さらには「共感」と「想像力」でWell‐Being(ウェル・ビーイング:肉体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた幸福な状態)を目指すことがSDGsの達成に向けて重要であることが示されました。

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報告2「サーキュラーパーク九州構想」

九州電力 春木部長

講演では、川内(火力)発電所跡地に計画しているサーキュラーパーク九州の概要をご説明頂きました。SDGs達成を目指すうえで重要となるサーキュラーエコノミー実現に向けた課題と産学官民連携のあり方について、将来的な整備イメージを交えてご紹介いただきました。

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報告3「九州大学の社会との連携について」

九州大学 大西教授

産学連携を先導する組織であるOIP(オープンイノベーションプラットフォーム)の概要をご説明頂きました。未来のあるべき姿を見据えながら、大学として地域の方々や企業と連携して課題解決に取り組む仕組みについてご紹介いただきました。

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報告4「海洋プラスチックごみ問題について考える」

鹿児島大学 藤枝特任教授

講演では、近年話題に挙がっている海洋プラスチックごみ問題についてご説明頂きました。陸上のごみが川から海流に乗って海ごみとして広がっていく状況と課題についてフィールドワークの事例をもとにご紹介いただきました。

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パネルディスカッション

テーマ1.「SDGs達成に向けた市民の関わり方」では、市民と企業も含めてSDGsに取り組んで行くにはどうしたらよいかについて、実際の取組み事例等をもとに、大学や行政が支援できることなどを議論しました。

テーマ2.「サーキュラー都市の可能性」では、新しい価値観をつくること、継続的に自走する仕組みを作ること、行動に移すことの難しさなどについてご意見を頂き、産学官連携によるイノベーションの必要性や取組みを続けていくこと、主体的な行動実践の重要性を再確認しました。

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この他、ジェンダー平等のワークショップとして、チームわが家.comの林田香織さん、手作りおもちゃ作家の佐藤蕗さんをお招きし、砂時計づくりや#うちちょけ(おふざけ)探しなどのワークショップを開催しました。

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シンポジウムの様子は、薩摩川内SDGsチャレンジのYouTubeアカウントにて公開中です。ぜひご覧ください!

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未来政策部 企画政策課 SDGs・開発グループ
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