ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~

更新日:2023年12月01日

ヒトパピローマウイルス感染症とは

 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

 HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に定期接種が行われています。

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小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)と(詳細版)

ワクチン接種の効果

 HPVワクチンは、子宮頸がんを起こしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。

 HPVワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。また、接種が進んでいる一部の国では、まだ研究の段階ですが、子宮頸がんを予防する効果を示すデータも出てきています。

標準的なワクチン接種スケジュール

 標準的な接種期間は、中学1年生の間(13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間)とされています。

 定期予防接種で使用されるワクチンの種類と接種スケジュールは下記のとおりです。

  • 2価ワクチン(サーバリックス):1ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。
  • 4価ワクチン(ガーダシル):2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。
  • 9価ワクチン(シルガード)(初回接種が15歳未満):6ヵ月の間隔をおいて2回接種を行います。注意、1回目と2回目の接種間隔が5ヵ月未満の場合は3回の接種が必要です。
  • 9価ワクチン(シルガード)(初回接種が15歳以上):2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。

HPVワクチンの接種を受けた方へ

HPVワクチンの接種を受けた後は、体調に変化がないか十分に注意してください。

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HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ

ヒトパピローマウイルス感染症についての厚生労働省ホームページ

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉部 市民健康課(川内保健センター) 予防グループ
〒895-0055 西開聞町6-10
電話番号:0996-22-8811 ファックス番号:0996-22-8038
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