【宮崎県で野生イノシシの豚熱確認】豚熱の侵入を防ぎましょう

更新日:2025年04月14日

宮崎県都城市で野生イノシシ豚熱感染

令和7年4月11日(金曜日)、宮崎県都城市で死亡していた野生イノシシにおいて、南九州初となる豚熱感染が確認されました。南九州は、養豚の主要産地であり、野生イノシシの感染により豚熱の発生リスクがかつてないほど高まっています。

これを受け、本市では4月14日(月曜日)、薩摩川内市家畜伝染病警戒本部会議(令和7年度豚熱第1回)を開催し、下記のとおり取り組むこととしました。

   1.養豚農家への文書発送(注意喚起)

   2.公共施設への消毒マット設置(継続中)

豚の飼養管理者におかれましては、下記のとおり飼養衛生管理基準の再度確認の上、引き続き防疫対策を徹底してくださるようご理解とご協力をお願いします。

また、関係者以外の方は、農場への立ち入りを控えて頂きますようご理解とご協力をお願いいたします。

飼養衛生管理の徹底について

(1)飼養衛生管理基準の不備は早急に改善してください。

・車両、物や畜舎周囲の消毒     ・長靴や衣服の交換、消毒

・毎日の健康観察     ・野生動物の侵入防止

(2)離乳豚舎の免疫を獲得していない豚群については、特に感染が起こりやすいため、豚舎出入りの際の衛生管理を徹底してください。

(3)豚熱の特定症状を示す豚等発見した時は、家畜保健衛生所へ速やかに連絡してください。

【特定症状】発熱・食欲不振・元気消失・うずくまり・呼吸障害等
【重症例】 後躯麻痺・運動失調・四肢の激しい痙縮などの神経症状
                  皮下出血による紫斑(耳翼・尾・腹部・内股部)を呈して死亡

豚熱とは

豚熱ウイルスにより起こる豚、イノシシの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。

感染豚は唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄し、感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大します。

治療法は無く、発生した場合の家畜業界への影響が甚大であることから、家畜伝染病予防法の中で家畜伝染病に指定されています。

なお、アフリカ豚熱とは、全く別の病気です。

豚熱は、豚、イノシシの病気であって、人に感染することはありません。豚肉を食べることにより、豚熱ウイルスに感染することは世界的にも報告されていません。

また、感染豚が市場に出回ることはありません。

狩猟される皆様へ ( ~ 豚熱対策のお願い ~ )

イノシシで豚熱が発生した場合、発生地域のイノシシ肉の利用が制限される可能性があるなど、狩猟にも大きな影響があります。

管内の野生イノシシにおける豚熱の清浄性を維持するために、狩猟後の「洗浄・消毒等」のご協力をお願いします。

   詳細は下記のチラシをご参照ください。

この記事に関するお問い合わせ先

農林水産部 畜産営農課 畜産指導グループ
〒895-8650 神田町3-22
電話番号:0996-23-5111 ファックス番号:0996-20-5570
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