キオビエダシャクに注意
イヌマキ(ヒトツバ)を食い荒らす害虫「キオビエダシャク」が発生しています。
キオビエダシャクとは
幼虫は、体長5センチメートル程度で、色はオレンジ色と黒(又は灰色)及び黄色の模様のシャクトリムシです。幼虫に触れたり震動を与えると、糸を吐いて垂れ下がります。孵化直後の幼虫が葉を食害し、イヌマキが枯死します。薬剤等で駆除することが効果的です。
成虫の蛾(ガ)は、開長約6センチメートル、体長約2センチメートル程度で、紺色の羽に黄色帯に黒はん点模様があります。蛾そのものはイヌマキに害はありませんが、主に樹皮の裂け目や枝の付け根の粗皮部に1卵ずつ産卵します。発生は年3~4回以上です。
防除方法
イヌマキ等をよく観察し、幼虫を早期発見・防除を実施することが大事です。
- 少数発生のときは、木を揺らし落下した幼虫を捕殺します。
- 幼虫が大量発生しているときは、薬剤散布が効果的です。ただし、薬剤散布は幼虫には効果がありますが、成虫、卵及びサナギには効果がありません。
散布の際を行ったうえで散布してください。
駆除薬剤
薬剤名 | 希釈倍数 |
---|---|
トレボン乳剤 | 4,000倍 |
ロックオン | 1,000倍 |
アディオン乳剤 | 4,000倍~8,000倍 |
駆除業者について(自分で薬剤散布ができない場合)
自分で薬剤散布ができない場合は、以下の団体にご相談されると、薬剤散布をしてもらえる業者を紹介してもらえます。ただし、業者による薬剤散布は有料となります。
- 一般社団法人鹿児島県造園建設業協会(電話番号099-251-0180)
- 薩摩川内造園技術協会(電話番号0996-25-4954)
噴霧器の貸し出しについて
薬剤散布を行う場合は、市が保有する背負い式噴霧器を貸し出しています。
貸し出しを希望される場合は、本庁、本土4支所、甑島振興局、下甑支所、里市民サービスセンター、鹿島市民サービスセンターにお尋ねください。


更新日:2024年12月03日