キオビエダシャクに注意!!

更新日:2023年03月27日

イヌマキ(ヒトツバ)を食い荒らす害虫「キオビエダシャク」が発生しております。

キオビエダシャクとは

幼虫は、体長5センチメートル程度で、色はオレンジ色と黒(又は灰色)及び黄色の模様のシャクトリムシです。幼虫に触れたり震動を与えると、糸を吐いて垂れ下がります。孵化直後の幼虫が葉を食害し、イヌマキが枯死します。薬剤等で駆除することが効果的です。

成虫の蛾(ガ)は、開長約6センチメートル、体長約2センチメートル程度で、紺色の羽に黄色帯に黒はん点模様があります。蛾そのものはイヌマキに害はありませんが、主に樹皮の裂け目や枝の付け根の粗皮部に1卵ずつ産卵します。発生は年3~4回以上です。

防除方法

イヌマキ等をよく観察し、幼虫を早期発見・防除を実施することが大事です。

  1. 少数発生のときは、木を揺らし落下した幼虫を捕殺します。
  2. 幼虫が大量発生しているときは、薬剤散布が効果的です。ただし、薬剤散布は幼虫には効果がありますが、成虫、卵及びサナギには効果がありません。

散布の際を行ったうえで散布してください。

駆除薬剤

駆除薬剤一覧
薬剤名 希釈倍数
トレボン乳剤 4,000倍
ロックオン 1,000倍
アディオン乳剤 4,000倍~8,000倍

駆除業者について(自分で薬剤散布ができない場合)

自分で薬剤散布ができない場合は、以下の団体にご相談されると、薬剤散布をしてもらえる業者を紹介してもらえます。ただし、業者による薬剤散布は有料となります。

  • 一般社団法人鹿児島県造園建設業協会(電話番号099-251-0180)
  • 薩摩川内造園技術協会(電話番号0996-25-4954)

噴霧器の貸し出しについて

薬剤散布を行う場合は、市が保有する背負い式噴霧器を貸し出しています。

貸し出しを希望される場合は、本庁、本土4支所、甑島振興局、下甑支所、里市民サービスセンター、鹿島市民サービスセンターにお尋ねください。

黒い羽根に黄色の輪っか模様のキオビエダシャク成虫の写真
黒いまだら模様に黄色い斑点のあるキオビエダシャク幼虫の写真

この記事に関するお問い合わせ先

農林水産部 耕地林務水産課 林務水産グループ
〒895-8650 神田町3-22
電話番号:0996-23-5111 ファックス番号:0996-20-5570
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