薩摩川内市の市木・市花・市鳥・市魚

更新日:2023年04月12日

市木 クロガネモチ(もちのき科)

『高く伸びる木・常緑の葉は、市の発展を象徴』

枝いっぱいに小さな赤い実をつけているクロガネモチの写真

 本市の山野に分布する常緑樹で、樹姿は雄大樹性は強健です。通称「実つぎ」と呼ばれ、11月から3月まで枝いっぱいに赤い実をつけ、美観をそえます。
 また、この木を群植したときは、この実を求めて多くの鳥類が集まります。
 粘り強くてたくましく成長する姿は、市勢の発展を、集まる小鳥からは、市民の融和を表現しています。

市花 カノコユリ

『初夏に咲くピンクの花は、市民の優雅さと情熱を、そのたくましい生命力は市民の活力を象徴』

山間部に自生している桃紅色のカノコユリの写真

 カノコユリの原産地は日本と台湾で、特に、本市に存する甑島は、「鹿の子ゆりのふるさと」として、道路端や山間部のいたる所に自生しています。
 カノコユリの名前の由来は、桃紅地に濃厚な斑点の対比を、「鹿の子しぼり」にたとえて、江戸時代の愛好家が名付けたものと伝えられています。
 ヨーロッパや欧米でも、その美しさゆえに人々を魅了し、現在も愛され続けています。

市鳥 メジロ(スズメ目メジロ科)

『甲高く活気あふれる鳴き声は、市民の力強さと明朗性を象徴』

枝にとまっているうぐいす色をしたメジロの写真

 本市では、「ハナシ」と呼ばれておりますが、雀より小さい日本特産の樹上性の保護鳥です。昔から、高音で響くさえずりが好まれ、姿も極めて愛らしく、飼鳥として知られています。
 樹木の小昆虫類をはじめ、アブラムシ、貝殻虫、蛾類を食べ、森林の害虫駆除の上からも極めて有益な鳥です。

市魚(川) アユ

『激流ともいえる流れの早い流心に定位する姿は、何事にも負けない不屈の精神を、また、集団で行動する姿は、市民の協調融和の精神を象徴』

青みがかったオリーブ色をして長い背びれのあるアユの写真

 背側は青みがかったオリーブ色、腹側は銀白色で、長く立派な背びれが印象的な魚です。
 中国や朝鮮半島の一部にも生息しておりますが、その量は少なく、日本固有といってもいいようです。
 アユは淡水魚というイメージがありますが、実際は冬に生まれ、海で越冬した後、川を上ってきて、秋まで生きる1年魚です。
 川に入ったアユは、川底の石につく珪藻類を食べ、生息しています。

市魚(海) キビナゴ

『小さな体ですばやく回遊する姿は市民の力強さと明朗性を、美しい姿は市民の豊かな心を象徴』

群れになって回遊している銀色と青の帯を持つキビナゴの写真

 体側に美しい銀色と青の帯を持つ小さな魚です。産卵期である春先に多く取れたことから、昔は、肥料やカツオ・タイの一本釣り用の餌として利用されていました。しかし、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸を多く含むことから、健康食品としての人気が高く、特に産地である鹿児島県では人気が高いです。

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