薩摩川内SDGsチャレンジストーリー(#23 京セラ株式会社鹿児島川内工場)

更新日:2024年03月01日

薩摩川内市では、令和3年6月8日に、市長が「薩摩川内市未来創生SDGs・カーボンニュートラル宣言」を実施し、2030年SDGsの達成と2050年カーボンニュートラルの達成に向けて取り組んでいます。また、令和4年5月20日には、国(内閣府)のSDGs未来都市に選定され、今後さらにSDGs及びカーボンニュートラルの達成に向けて、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉に市民総ぐるみで取り組むことを目指しており、持続可能な社会の実現のために、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉として、一人ひとりができることからSDGsの達成に貢献し、市民のみなさんと一緒に薩摩川内市の未来をつくる各種取組を実施しています。

各種取組の1つとして、市内でSDGsに関連する取組を行っている市民の方をインタビューした「SDGsチャレンジストーリー」を動画及びWebコラムにて公表しています。今回は、京セラ株式会社鹿児島川内工場をインタビューしました。

京セラ株式会社鹿児島川内工場

薩摩川内市高城町にある京セラ株式会社鹿児島川内工場は、1969年の操業開始から50年以上にわたり生産活動を行っている、雇用面など地域経済に大きな影響を持つ企業のひとつです。

#14のインタビューでは、育児休暇などの社内制度やそれに対する社員の意識、また、環境への取り組みについてお話しを伺いました。 

今回は、CSR報告会の様子をご紹介します。

(CSRとは、企業の社会的責任のことを言います)

【関連ゴール】9 産業と技術革新の基盤をつくろう 11 住み続けられるまちづくりを 14 海の豊かさを守ろう 15 陸の豊かさも守ろう

京セラ関連ゴール

CSR報告会

薩摩川内市高城町の京セラ株式会社鹿児島川内工場は、50年以上に渡る生産活動を行っています。「CSR報告会」は同社が地域住民の皆さまとより一層のコミュニケーションを図るため、開催しているものです。地域経済との関わりや、環境への取り組みについての発表のあと、工場・社員食堂の見学も行われました。

重田工場長、藤本さん、濱上さん

(写真左)工場長 重田幸男さん

(写真中央)環境安全部 藤本翔司さん

(写真右)環境安全部 濱上李桜さん

担当した環境安全部の藤本翔司さんは「(コロナ禍による休止を経て)2018年度ぶりの開催となりました。関係部署と協力し、お伝えすべき情報を的確に伝え、感謝の思いをお示しすることができ、ホッとしています」と、準備が実り、ひと安心した様子でした。

2024年3月には新工場も竣工予定です。この10年、川内工場は拡大の一途を歩んできました。重田幸男工場長は次のように語ります。

「本工場で生産しているものと、市場の需要、伸びがマッチした結果です。生産も働く人も増えて、京セラ全体で見てもここまで大きく伸びている工場はないと自負しています」

重田工場長

従来より、SDGsへの意識、取り組みも熱心です

「限られた資源を効率よく使う。これは私たちの生産活動において常にベースにあります。リユース、リサイクルを意識した生産体制を構築できれば、スケールがあるゆえに効果も大きい。そして、工場が継続的に維持拡大していくためには、雇用も含めた地域との関係性がとても重要です。働いている人が『私の会社』『自分たちの会社』といえる工場にしていきたいですね。私たちを取り巻く環境は予測できない時代ですが、工場の立ち位置が揺らがないように、常に新しい情報をもって、いろんな施策を実行していきたいと考えています」

CSR報告会の様子
CSR報告会の様子

次は京セラ株式会社鹿児島川内工場の濱上李桜さんにお話しを伺いました。

地元で働くやりがいと幸せ

京セラ川内工場の濱上さん

京セラ株式会社鹿児島川内工場の地域経済との関わり、環境への取り組みを発表する「CSR報告会」のあと、環境安全部の濱上李桜さんに話を聞きました。

現在、環境安全部で廃棄物や水の使用量の集計、各事業部向けに集積したデータ等を発信する委員会の主催等を担当している濱上さん。京セラに入った理由は?

「地元の高校に通っていた時、夕方の交通渋滞で小学生が横断歩道を渡れないでいたのを、京セラの車が止まってあげていたのが印象に残ったんです。それで京セラに興味を持って調べたら『人間として何が正しいか』というのを基本において企業活動を行っている会社だと知りました。頭で理解するだけではなく、実際に行動する。社員一人ひとりにそれが伝達している会社ってすごいな、と思い応募しました」

重田工場長、藤本さん、濱上さん

「働き始めたころは驚くことばかり。工場が大きくて迷路みたいですし(笑)5000名もの人がいます。そのなかでたまに知り合いとすれ違ったりして、地元に就職して良かったなって思います。人とのつながりがそこからまた増えていく。同級生で県外就職した人が中途入社で入ってくることもあります。慣れ親しんでいる場所、人との関わりのなかで、安心して仕事に打ち込むことができています」。5年目となり、仕事も自分でやりくりできるようになった、と話す濱上さん。「今後もいろんなことに挑戦していきたいです」と弾ける笑顔が、充実した社会人生活を物語っていました。ますますの活躍、応援しています!

CSR報告会の様子
CSR報告会の様子

(取材:2023年11月)

本記事は薩摩川内SDGsチャレンジInstagramにも掲載しています。HPには掲載していない写真や動画もありますので、ぜひご確認ください

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