「甑島片野浦のカノコユリ群落」が国の天然記念物指定に答申されました
国の文化審議会は、令和7年12月19日(金曜日)に開催された同審議会において、「甑島片野浦のカノコユリ群落」を天然記念物として指定することを文部科学大臣に答申しました。
今後、官報告示を経て、正式に指定となる見込みです。

国の天然記念物の新指定
甑島片野浦のカノコユリ群落
所在地
薩摩川内市下甑町
カノコユリは、シーボルトが持ち帰り紹介したことで西洋において高く評価されたユリ属の植物で、オリエンタルハイブリットで有名な「カサブランカ」など多くの園芸品種の原種です。下甑島西海岸の片野浦には、土砂崩壊と強風で維持されている自然草原が成立しており、カノコユリの国内最大規模の生育地となっています。

市長コメント
本市の「甑島片野浦のカノコユリ群落」が、国の天然記念物指定に関し、12月19日、文化審議会から文部科学大臣に答申されたことは、大変喜ばしく、名誉なことであります。
「カノコユリ」は、本市の「市の花」でもあり、シンボル的な植物として認識されており、市民の皆様と共に喜びを分かち合いたいと思います。
これまで、このカノコユリが群生する片野浦の通称「みっちり草原」の環境を守り、保存してこられた子岳地区の皆様や国指定に向けて植生調査をしていただいた方々など、御尽力いただいた多くの皆様に敬意を表しますとともに、心から感謝申し上げます。
是非、多くの皆様に、夏のカノコユリが咲き誇る甑島にお越しいただきたいと存じます。
令和7年12月19日 薩摩川内市長 田中 良二





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更新日:2025年12月19日