うそ電話詐欺に注意、最近の手口と対策方法を紹介します

更新日:2025年06月27日

うそ電話詐欺の被害が後を絶ちません。

警察の発表によりますと、令和7年5月末時点(暫定値)での県内の被害はうそ電話詐欺及びSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺等合計で

         発生件数 220件(+93件)

         被害金額 約9.4億円(-900万円)

の被害が確認されています。

昨年同時期に比べ被害金額はわずかに減少しているものの、発生件数は1.7倍となっており、更に被害を届け出ていないケースを考慮すると、実際にはもっと多くの被害が発生していると思われます。

うそ電話詐欺は、皆さんの身近で発生しており、いつ、自分に詐欺の電話がかかってくるか分かりません。

うそ電話詐欺の犯人の話術は巧みで、誰でもだまされる可能性はあります。

「自分はだまされるはずがない」、「自分の親は大丈夫」などと安易に考えず、最近の手口を学び「これは詐欺だ」と気付くことで、被害を防ぐことができるかもしれません。

最近の手口の紹介

【ケース1】~オレオレ詐欺未遂

本年5月頃、相談者(県内在住、60歳代、女性)の勤務先の固定電話に「010」から始まる国際電話番号から着信があり、厚生労働省職員の「ヤマナカ」と名乗る男から「違法な量の薬を処方されている。明日から保険証が使えなくなる。」などと言われ、相談者は身に覚えがないことを告げた。

すると、一旦、電話を切られ、しばらくしてから、今度は警察の「アサクラ」と名乗る男から「詐欺事件で逮捕されたグループのリストにあなたも一員としてあがっている。今後はLINEで事情聴取する。」と言われ、指示されたLINEアカウントを追加し、やり取りを続けたが、相談者が不審に思い警察に相談して、被害を免れたもの。

【ケース2】~SNS型投資詐欺

本年2月頃、被害者(県内在住、60歳代、男性)がインターネット上で有名な投資家の顔写真が載った「お金が倍増する。」といった広告を見つけ、その広告に添付されていたLINEのURLを開き「B10投資のパイオニア」というLINEグループに入った。

そのLINEグループ内では「タカハシ」という人物から株取引について説明を受け、被害者はタカハシから指示された専用アプリをインストールして、株取引を始めた。

被害者はタカハシから指定された銘柄の株の購入や指定された時期に株を売却することを繰り返し合計8回、1.055万円をタカハシが指定した口座に振り込んだところ、アプリ上の利益は上昇を続け、4,000万円を超えるまでになった。

被害者はアプリ上で取引を続けていたが、アプリ上の口座が勝手に凍結され、更にその凍結解除費用を請求されたりしたことから、詐欺の被害に遭ったと気付いたもの。

 

これらは、最近のうそ電話詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の手口の一部になります。

この他にも様々な手口がありますので、詳しくは鹿児島県警察警察庁のホームページをご覧ください。

警察に偽装した電話番号にも注意

現在、全国において警察を騙る詐欺の電話も多数発生しています。

犯人は「あなたが捜査対象になっている。」、「逮捕状が出ている。」などと不安にさせるようなことを言ってきます。

警察がこのようなことを電話で伝えることは絶対にありません。

また、「+」から始まり末尾が「0110」の国際電話や、実在する警察署の電話番号が表示されるケースも急増しています。

このような電話がかかってきた場合は、一度電話を切って、自分で調べた警察署の番号か#9110に相談してください。

大人のいかのおすし

大人も「いかのおすし」を心掛けて、詐欺被害にあわないようにしましょう。

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