広報薩摩川内2月通常版 キジカケル突撃レポート~詐欺にご注意ください編~

更新日:2025年02月05日

いざキジカケル

全国的に被害が報告されている「うそ電話詐欺(特殊詐欺)」。電話を掛けるなどして対面することなく相手を信頼させ、現金などをだまし取る犯罪です。

今回は、実際に県内で発生した詐欺事件を基に、さまざまな詐欺の手口とそれらを未然に防ぐ対策を紹介します。

被害状況

令和6年 市内の被害状況

令和6年 市内被害状況:11件(令和6年12月時点)

県内被害状況(令和6年11月時点)

  • 架空料金請求詐欺:145件(被害額=約2億4,600万円)
    「未払いの料金があります。今日中に支払わなければ裁判になります」とメールやソーシャル・ネットワーキング・サービスなどで通知する手口です。
  • オレオレ詐欺 27件(被害額=約2 億6,400万円)
    親族などを名乗り、だまし取る手口です。
  • 融資保証金詐欺 12件(被害額=約610万円)
    実際は融資しないのに、簡単に融資が受けられると信じ込ませ、融資を申し込んできた人に対し、「保証金が必要です」などと言う手口です。
  • SNS 型ロマンス詐欺 79件(​​​​​​被害額=約4億円)
  • ソーシャル・ネットワーキング・サービスなどを通じて、恋愛感情や親近感を抱かせながら投資に誘導する手口です。
  • SNS 型投資詐欺 90件(被害額=約8億9,800万円)
    ソーシャル・ネットワーキング・サービスやショートメールサービスを用いて、暗号資産への投資や架空投資の勧誘を行う手口です。
  • 金融商品詐欺 1件(被害額=約187万円)
    価値が全くない未公開株や高価な物品などについてうその情報を教え、購入すればもうかると信じ込ませる手口です。
  • 預貯金詐欺 2件(被害額=約280万円)​​​​​​
    銀行協会職員などを名乗って、暗証番号を聞き出し、キャッシュカードなどをだまし取る手口です。
  • その他の特殊詐欺 3件(被害額=約840万円)
    還付金詐欺、ギャンブル詐欺、交際あっせん詐欺、キャッシュカード詐欺盗(窃盗)

詳細は、警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページをご覧ください。

 

  • SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのことで、文章や写真、動画などでコミュニケーションをとるサービスのこと。
  • SMSとは、ショートメッセージサービスのことで、携帯電話番号宛てにメッセージを送れるサービスのこと。
県内のうそ電話詐欺被害状況

県内のうそ電話詐欺被害状況

令和元年:45件

令和2年:48件

令和3年:29件(被害額:約 3,200万円)

令和4年:58件

令和5年:128件(被害額:約 4億5,000万円)

令和元年~5年ではいずれも架空料金請求詐欺での被害が多いんだって。
怒るキジカケル

うそ電話の被害に遭わないために

まずは固定電話対策!

うそ電話詐欺被害を防止するため、何か対策をしたいとお考えの方は鹿児島県警察へお問い合わせください。

鹿児島県警察本部 生活安全企画課 犯罪抑止対策室
099(206)0110

うそ電話詐欺の被害者に対する 意識調査の結果を紹介します(出典:鹿児島県警察本部)

うそ電話詐欺に対する意識

88% だまされないと思っていた

犯人から電話があった際の意識

51% 全く不審に思わなかった

20% 多少不審に思ったが、内容に興味があった

家族などへ相談したか

63% 相談していない

どのような言葉を信じたか

  • 支払った料金は返金される
  • 実在する会社を名乗られた など

注意したかった点は何か

  • 事前に手口を知っておきたかった
  • 送金するときに誰かに声を掛けていればよかった

 

一体どんな手口で被害に遭っているんだろう?考えるキジカケル

こんな事例があります!

詐欺の事例1

1.ある日パソコンで調べものをしていると一通のメールが

詐欺の事例2

2.ウイルスに感染したといううその通知

詐欺の事例3

3.ウイルス駆除のためお金が必要と促され、名前や住所、口座番号などを入力してしまい

詐欺の事例4

4.詐欺の被害に遭ってしまった

実在の企業などを名乗り、「当選」「お金をあげる」などの文言で消費者をひきつけ、手数料などの名目で何度も支払いをさせるなどの悪質なメールにご注意ください。
また、支払いに、「コンビニエンスストアなどで電子マネー(プリペイドカード)を購入してください」と指示される手口も多く見られます。

警察官にインタビュー!

特殊詐欺を防ぐために

どのような対策がありますか?

電話でお金の話が出たら、一旦電話を切り、すぐに身近な人に相談しましょう。また、未納料金の支払いなどで自治体の職員などが電子マネーを購入させることは絶対にありません。個人情報や暗証番号は絶対に教えないようにしましょう。

周囲の人ができる行動や対策は?

オレオレ詐欺や子どもなどを名乗った電話が掛かってきたときのために、身内しか知らない合言葉(ペットの名前や誕生日など)をあらかじめ決めておくことも被害防止につながります。
鹿児島県警察本部では被害防止広報動画を作成していますので、ぜひご家族などと一緒にご覧ください。

不安を感じたらまず相談

警察相談窓口

電話番号:#9110

消費者ホットライン

電話番号:188

匿名通報ダイヤル

フリーダイヤル:0120(924)839

注意を呼び掛ける

「知り合いが特殊詐欺に関係していると聞いた」「特殊詐欺の闇バイトに誘われ、相手方と連絡先を交換した」など、特殊詐欺の被害者や犯行拠点につながるような情報をお持ちの方は、「匿名通報ダイヤル」へお掛けください!

詐欺の手口も増え、誰もがだまされる可能性があります。「だまされない」と思っていても、通常であれば気が付く違和感に気付かなかったり、確認の連絡ができなかったりします。
「詐欺かも」と少しでも感じたら、家族や友人、警察にまず相談しましょう。

「私は大丈夫」。この油断が大敵です。

この記事に関するお問い合わせ先

未来政策部 秘書広報課 企画総務・広聴広報グループ
〒895-8650 神田町3-22
電話番号:0996-23-5111 ファックス番号:0996-20-5570
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