川内原子力発電所の安全な運転管理等に係る関係機関への要望について

更新日:2023年12月28日

田中市長が、大田黒市議会議長と共に、令和5年12月25日~26日、下記の関係機関(福岡、東京、鹿児島)を訪問し、『川内原子力発電所の安全な運転管理等に係る要望』を行いましたのでお知らせします。

九州電力株式会社

年月日

令和5年12月25日 月曜日

対応者

代表取締役社長執行役員 池辺 和弘

要望事項

  • 原子力発電所の安全性の向上に不断に取り組むとともに、安全な運転管理の徹底に最大限注力をすること。
  • 使用済核燃料処理など核燃料サイクルの早期実現に向けて真摯に取り組むこと。
  • 原子力発電に対する市民の不安払しょくのため、積極的な情報公開と分かりやすく丁寧な説明をすること。
  • 市内経済の安定と発展のため、産業の多様化に向けた取組に努めること。

相手方コメント

  • 安全性の確保を大前提に最大限活用する方針であり、設備の日常的な監視や計画的な点検、新しい知見の情報収集・検討を行い更なる安全性信頼性向上に努める。
  • 原子燃料サイクルの推進について、(六ケ所村)再処理工場の2024年度上期の早期竣工に向けて、日本原燃を全面的に支援しているところであり、しっかりと進めてまいりたい。
  • 地域のみなさまの一層の安心・信頼が得られるよう、積極的な情報公開と丁寧な説明を通じて、ご理解が得られるよう努めてまいる。
  • サーキュラーパーク九州構想については、社を挙げて取り組む
  • 今後とも、地域の発展に貢献してまいりたい。
九州電力株式会社 池辺社長へ

九州電力株式会社 池辺社長へ

原子力規制委員会

年月日

令和5年12月25日 月曜日

対応者

原子力規制庁次長 金子 修一

要望事項

  • 組織理念に基づき、審査体制の強化、厳正な審査・監督指導に努めていただきたい。
  • 原子力発電に対する市民の不安払しょくのため、審査内容及び結果を分かりやすく丁寧に説明していただきたい。

相手方コメント

  • 私どもは、規制機関であるので、科学的にみて、どういう考え方、どういうところきちんと見ているのかということを、市民の皆様にもわかっていただけるような機会を作っていきたい。
  • 1月のセミナーについても、長い期間運転したものにどういう追加的な審査をやって、厳正なものになっているのかの中身についてもしっかりとご説明したい。
  • 新しい高経年化した原子力発電所の安全規制の仕組み、認可制度に対応する課長クラスのポストを来年度に1つ増設をして体制を強化し、しっかりと説明できる、中身が詰まるような体制を作ってまいりたい。
原子力規制委員会原子力規制庁 金子次長へ

原子力規制委員会原子力規制庁 金子次長へ

内閣府

年月日

令和5年12月25日 月曜日

対応者

政策統括官(原子力防災担当) 松下 整

要望事項

  • 原子力防災訓練の充実、避難経路の整備、避難計画及び防災体制の実効性向上のための継続的な見直しなど、原子力防災対策の強化に努めていただきたい。

相手方コメント

  • 今日の要望は、しっかりと承らせていただいたので、今後とも原子力防災に、しっかりと取り組んでまいりたい。
内閣府 松下政策統括官(原子力防災担当)へ

内閣府 松下政策統括官(原子力防災担当)へ

経済産業省

年月日

令和5年12月25日 月曜日

対応者

資源エネルギー庁長官 村瀬 佳史

要望事項

  • 核燃料サイクルの早期実現に向けて国の責任において強力に推進していただきたい。
  • 原子力発電所立地地域の持続的かつ自律的な発展が図られるよう、立地地域の振興に関する諸制度の改善・拡充を図っていただきたい。

相手方コメント

  • 使用済燃料を再処理していく、サイクルを回していくということは、原子力全体を安定的に利用していくという観点で極めて重要なので、バックエンドの話も含めて、責任を持って取り組んでまいりたい
  • 2つ目の、地元の立地地域の持続的かつ自律的な発展ということで、交付金の活用含めて取り組んでいきたい。
経済産業省資源エネルギー庁 村瀬長官へ

経済産業省資源エネルギー庁 村瀬長官へ

鹿児島県

年月日

令和5年12月26日 火曜日

対応者

鹿児島県知事 塩田 康一

要望事項

  • 原子力防災訓練の充実、避難経路の整備、避難計画及び防災体制の実効性向上のための継続的な見直しなど、原子力防災対策の強化に努めていただきたい。
  • 原子力発電所立地地域の持続的かつ自律的な発展が図られるよう立地地域の振興に関する諸制度の改善・拡充を図っていただきたい。

相手方コメント

  • 原子力防災訓練については、これまでも県と関係9市町で取り組んできているが、県の専門委員会のご助言等をいただきながら、今後も継続的な改善・見直しなど努めていきたい。
  • 川内港久見崎みらいゾーンやサーキュラーパーク九州、港湾、地域の振興、それと原子力の防災、いろんな議論が重なっているということでございますので、道路の整備等含めて、地元の皆さんと連携しながらしっかりと進めていきたい
  • 核燃料サイクルについても、県として引き続きしっかり要望していきたい。
鹿児島県 塩田知事へ

鹿児島県 塩田知事へ

要望書

この記事に関するお問い合わせ先

市民安全部 原子力安全室 原子力安全グループ
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電話番号:0996-23-5111 ファックス番号:0996-20-5570
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