猫の適正飼養ガイドラインを策定

更新日:2023年09月28日

はじめに

 近年、ペットとして飼養されている犬や猫の位置づけが変化し、家族の一員又はパートナーとして扱われるようになってきています。
 その一方で、ライフスタイルの多様化とともに、種々の環境下で犬や猫が飼養されるようになり、不適切な飼養などから、飼い主とその近隣住民などとの間でトラブルが発生し、しばしば感情的な対立を引き起こすようになっています。
 このような状況を未然に防止していくために、本ガイドラインを作成することとしました。

第1章 猫についての基礎知識

 猫と快適に暮らすためには、猫の特性を理解することが重要です。
 まずは猫の能力や習性等について紹介します。

  1. 能力(視覚や聴覚など)
  2. 習性(行動や発情・妊娠など)
  3. 寿命

第2章 猫の分類

 人と猫との関わり方の違いにより、本ガイドラインにおける猫の分類を示します。
 『飼い猫』は「うち猫」と「そと猫」に、『飼い主のいない猫』は「野良猫」と「地域猫」に分けて解説しています。

第3章 猫を飼う人のルール

 猫を飼うことは、飼い主がその猫の一生について責任をもつことです。
 ここでは、猫を飼う人と地域の住民が共通の理解をもち、猫と接していくための方法を示しています。

  1. 法令の遵守
  2. 終生飼養の責務
  3. 屋内飼養に努める
  4. 繁殖制限
  5. 所有者の明示
  6. 適切な飼養と近隣への配慮
  7. トイレのしつけと餌やり・水やり
  8. 健康管理
  9. 人と動物の共通感染症
  10. 高齢猫
  11. 災害時の備え

第4章 飼い主のいない猫に接する人のルール

 飼い主のいない猫に関する代表的な二つの活動を紹介し、飼い主のいない猫に接するうえで求められる最低限必要なルールとマナーを示します。

  1. 近隣住民等への説明
  2. 餌場の設置と適正管理
  3. 排泄場所の設置と適正管理
  4. 不妊・去勢手術の実施
  5. 耳V字カットの実施
  6. 新しい飼い主探しに努める
  7. 地域猫活動の進め方

第5章 猫の侵入防止策

 猫が家の敷地に入ってこられないようにする方法を紹介します。

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第6章 関係者による協働と推進体制

 人と猫が調和のとれた共生社会を目指すには、市民、地域、動物愛護団体、獣医師会及び行政のそれぞれ異なる立場の人が、猫に関わる問題を解決するために協働して取り組むことが重要です。
 ここでは、それぞれの主体が担うべき役割を示しています。

  1. 市民の役割
  2. 地域の役割
  3. 動物愛護団体の役割
  4. 獣医師会の役割
  5. 行政の役割

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