薩摩川内SDGsチャレンジストーリー(#11 レイナ川内)

更新日:2023年09月29日

薩摩川内市では、令和3年6月8日に、市長が「薩摩川内市未来創生SDGs・カーボンニュートラル宣言」を実施し、2030年SDGsの達成と2050年カーボンニュートラルの達成に向けて取り組んでいます。また、令和4年5月20日には、国(内閣府)のSDGs未来都市に選定され、今後さらにSDGs及びカーボンニュートラルの達成に向けて、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉に市民総ぐるみで取り組むことを目指しており、持続可能な社会の実現のために、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉として、一人ひとりができることからSDGsの達成に貢献し、市民のみなさんと一緒に薩摩川内市の未来をつくる各種取組を実施しています。

各種取組の1つとして、市内でSDGsに関連する取組を行っている市民の方をインタビューした「SDGsチャレンジストーリー」を動画及びWebコラムにて公表しています。今回は、レイナ川内をインタビューしました。

レイナ川内

レイナ川内は、「鹿児島県女子サッカーの発展」と「薩摩川内市を女子サッカーで明るい未来に活性化」を目的に創設された女子サッカーチームです。

閉校となった旧鳥丸小学校跡地を利活用し、日々練習に励んでいます。閉校跡地の活用や、女子サッカーの発展を通して、地域の活性化や住み続けられるまちづくりを行っています。

ここでは、働きながら、レイナ川内で選手活動をしている石野佳菜選手、松本花衣選手、井上瑛瑠奈選手、そしてレイナ川内の代表である山口純代表をインタビューしました。

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5 ジェンダー平等を実現しよう

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11 住み続けられるまちづくりを

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石野 佳菜 選手

女子サッカーで地域を明るく活性化しよう!と活動する「レイナ川内レディースサッカークラブ(以降、レイナ川内)」。鹿児島県女子サッカーリーグ1部に所属し、選手は学業や仕事と両立しながら、競技活動を行っています。薩摩川内市東郷町の鳥丸小学校跡地を利用した「コリーナフィールド」にて、練習後の選手たちに話を聞きました。

笑顔の石野選手

石野佳菜さんは、いちき串木野市出身の19歳。姉と兄の影響で、小学校1年生からサッカーを始めました。姉の石野美弥選手がレイナ川内に所属したのをきっかけに、「姉を見ていたら楽しそうだったので」と佳菜さんも高校1年生の時、レイナに参加します。

グラウンドに集まる選手たち

高校時代は市来農芸高校にて、農業経営を学んだ佳菜さん。進路を考えていた時、レイナ川内代表の山口純さんから、今の仕事を紹介されました。「薩摩川内市の菓子店、ル・プレジールが運営するいちご農園でいちご栽培の仕事をしています。併設されているカフェのスタッフもします。社会人になっても、サッカーを続けられる。今の環境に感謝しています」

練習風景

姉の美弥さんは現在チームのキャプテン。レイナ川内を明るく引っ張る石野姉妹に注目です!

松本 花衣 選手

レイナ川内・副キャプテンの松本花衣さんは、出水市出身の20歳。小学校5年生からサッカーを始め、中学校まで男子と一緒にプレーしていました。高校からは男子サッカー部のマネージャーを務めながら、レイナ川内に参加し、社会人となった現在も、仕事と両立してサッカーを続けています。

笑顔の松本選手

「レイナでは地域のイベントにも参加しています。甑島に行って小さい子にスクールをしたり、合宿をしたり。いろんな場所でいろんな人と、サッカーを通じて関われることが最高に楽しい。仕事でもイベントでもサッカーで培われた積極性やリーダーシップが役に立っていると感じます」。

笑顔の選手たち

「サッカーは生活の一部。寝て、起きて、仕事行って、サッカーして、寝る!それが自分の生きがいです(笑)自分の好きなことなので続けられる。ここが私の居場所。ずっとレイナで続けられたらな、と思います」

練習風景

井上 瑛瑠奈 選手

井上瑛瑠奈さんは、薩摩川内市出身の19歳。鹿児島女子短期大学の学生です。サッカーは小学校4年生から始め、中学、高校から現在まで、レイナ川内にて活動してきた創設時からのメンバーです。

笑顔の井上選手

「レイナでサッカーを続けることを前提に、進学先も選びました。仕事で必要とされる教養やスキルを学びながら、サッカーにも本気で取り組んでいます」。レイナがなければ、こんなにサッカーを続けることもなかった、と振り返る瑛瑠奈さん。「小学生の時の自分に、まだ続けてるよ、って言ったら、ビックリするんじゃないかな(笑)」

ポーズをとる選手たち

「サッカーはひとりではできない。ひとりだけ上手くてもダメだし、逆に下手でもみんなで支えられる。そこが一番の魅力です」

グラウンドに集まる選手たち

山口 純 代表

レイナ川内を率いて、7年目となる山口さん。「おかげさまで、いい形で続けられています」と、地域の支えに感謝しています。サッカー一家に育った山口さんにとって、この道に進んだのは自然なことでした。「祖母、母の『鹿児島で女子サッカーを見たい』という夢を、実現することができました」

笑顔の山口監督

みんなが一生懸命頑張っている姿を後押しするのが私の仕事。この笑顔がもっとたくさんの方に伝わるよう、指導していきます。

山口さんにとって「続ける」とは

「続けるからこそ、多くの方に知っていただける。続けるからこそ、できなかったことが、少しずつできるようになってくる。次世代をしっかり育て、サッカーを続けたい選手たちがレイナで続けながら、地元に残れるような環境をつくり、取り組んでいく。これを持続、継続していくことが、レイナ川内の地域貢献です」

(取材:2023年8月)

本記事は薩摩川内SDGsチャレンジInstagramにも掲載しています。HPには掲載していない写真や動画も上がっていますので、ぜひご確認ください

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