薩摩川内SDGsチャレンジストーリー(#15-3 薩摩川内市西方町 肱岡 泰徳さん)

更新日:2023年12月01日

薩摩川内市では、令和3年6月8日に、市長が「薩摩川内市未来創生SDGs・カーボンニュートラル宣言」を実施し、2030年SDGsの達成と2050年カーボンニュートラルの達成に向けて取り組んでいます。また、令和4年5月20日には、国(内閣府)のSDGs未来都市に選定され、今後さらにSDGs及びカーボンニュートラルの達成に向けて、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉に市民総ぐるみで取り組むことを目指しており、持続可能な社会の実現のために、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉として、一人ひとりができることからSDGsの達成に貢献し、市民のみなさんと一緒に薩摩川内市の未来をつくる各種取組を実施しています。

各種取組の1つとして、市内でSDGsに関連する取組を行っている市民の方をインタビューした「SDGsチャレンジストーリー」を動画及びWebコラムにて公表しています。第15弾となる今回は、薩摩川内市西方町 肱岡 泰徳さんをインタビューしました。

【関連ゴール】11 住み続けられるまちづくりを 12 つくる責任つかう責任

11 住み続けられるまちづくりを

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12 つくる責任つかう責任

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生活も、ものづくり

現在、西方の家にひとり暮らしをしている肱岡さん。妻の悦子さんを病気で亡くし、部屋には夫婦の思い出の写真が壁一面に飾られている。「おかげさまで、健康そのものです。もともと体が丈夫なのかな。会社も一日も休んだことがなかった。遺伝で歯だけが悪かったな(笑)。奥さんが亡くなったあとは自炊している。まったく苦にならない。奥さんが一か月分のレシピを残してくれた。そのレシピを見て今もつくっています」。

 

生活も、ものづくりだと肱岡さんは言う。「料理もそう。台所も毎日きれいに片づけているよ。みんな来てビックリします。ウチよりきれいだわと。ゴミひとつない。性格なんでしょうね、汚れていたら嫌だから。会社にいる時から仕事場も機械もなんでもきれいにしていた。きれいでなかったらきれいな仕事はできない、と。規則正しい生活、なんでもマメにするというのは自分の性格でしょうね。小さい頃から、姉たちから『やっちゃん(肱岡さんの呼び名)ほどマメにはできない』と褒められていたから」と、懐かしそうに語った。

奥さまとの思い出がいっぱい

奥さまとの思い出がいっぱい

若い人に伝えたいこと

グリーンツーリズムの受け入れをしている肱岡さん。県外の中学生を中心に、多くの生徒と触れ合ってきた。「修学旅行で、広島の子が来て。その子の妹がまた来てくれたこともあるんですよ。『お姉ちゃんがお世話になったから』ともみじ饅頭を持ってきてくれてね。その子は『肱岡さんのところに泊まりたい』と言って来てくれたんです」と嬉しそう。もちろん、いろんな生徒がいる。「布団の敷き方、たたみ方を知らない。寝て起きたら、置きっぱなし。家でやったことがないから、仕方ないね(笑)。海の近くだから、どうしてもフナムシが部屋に上がってくることがあってね。都会の子は知らないから。一匹見つけたら、ワーっ、キャーっと。懐中電灯を点けて見ている。いつまで経っても寝られないね、とみんなで笑ったよ」。

グリーンツーリズム受け入れのウェルカムプレート

多くの参加者を受け入れて来た。ウェルカムプレートがそのまま記念となっている。

せっかく鹿児島に来るんだから、ここの良さをいろいろ体験して、持って帰ってほしい、という肱岡さん。生徒が来たら、滞在しているあいだ毎朝、西方海岸を散歩するそうだ。「人形岩まで連れて行ってね、砂浜に夢を書かせるのよ。どうせ波で消えるから、恥ずかしくない。何でも書きなさいって。みんなそれぞれ書きますよ。それを見て、頑張れという気持ちになる。若い人には夢を持ってほしい。鹿児島に来て、第二のふるさとと思えるような印象を持ち帰ってくれたら、うれしいです」

(取材:2023年10月)

ツリーハウスの上から

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西方の海とともに生きる

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