薩摩川内チャレンジストーリー(#30 KS organic kids+)
本市では、令和3年6月8日に、市長が「薩摩川内市未来創生SDGs・カーボンニュートラル宣言」を実施し、2030年SDGsの達成と2050年カーボンニュートラルの達成に向けて取り組んでいます。また、令和4年5月20日には、国(内閣府)のSDGs未来都市に選定され、今後さらにSDGs及びカーボンニュートラルの達成に向けて、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉に市民総ぐるみで取り組むことを目指しており、持続可能な社会の実現のために、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉として、一人ひとりができることからSDGsの達成に貢献し、市民のみなさんと一緒に本市の未来をつくる各種取組を実施しています。
各種取組の1つとして、市内でSDGsに関連する取り組みを行っている市民の方をインタビューした「SDGsチャレンジストーリー」を動画及びWebコラムにて公表しています。今回は、KS organic kids+の取り組みについて紹介します。
【関連ゴール】3すべての人に健康と福祉を 11住み続けられるまちづくりを 14海の豊かさを守ろう 15陸の豊かさも守ろう




地元の農家さんを応援

KS organic kids+(ケーエスオーガニックキッズプラス)は・・・
K=かごしま、S=さつませんだいの学校給食がオーガニックになることを願って、母親・父親を中心に2021年10月に発足。学校給食に地元産の有機食材が使用されることで地元農家さんの支援、子どもたちの明るい未来へ向けた街づくり等を目指して活動しています。
薩摩川内市役所1階ロビーでの「やさい販売」も、継続して行っている活動のひとつ。たくさんのパパ・ママとお子さんたちが立ち寄る風景はすっかりおなじみになりました。

この日は仙名農園、村野農園が出店。仙名さんの有機米やにんじんは毎回完売の逸品ぞろい。村野さんは食への関心が高じて、ご自分で野菜づくりを始めました。農家と、お客さんとが地元産の食材を囲み、和気あいあいとした雰囲気を楽しみながら、お買い物しています。
映画「夢みる給食」上映会

KS organic kids+(ケーエスオーガニックキッズプラス)は、本市内の学校給食がオーガニックになることで、地元農家さんの支援、子どもたちの明るい未来へ向けた街づくり等につなげることを目指して活動しています。
8月には市国際交流センターにて、映画「夢みる給食」の無料上映会を開催。全国の市町村での取り組みを追ったドキュメンタリー映画に、観客のみなさんも感銘を受けた様子です。

KS organic kids+(ケーエスオーガニックキッズプラス)の下八尻祥子さん、髙橋雪乃さん、鶴永友恵さんは、お子さんの保育園でつながり、共に活動をするようになりました。ご自身や家族の健康をきっかけに、毎日の食事がどれだけ大切かを知ったという3人。「映画をひとつのきっかけとして、いろんな給食を見て、知ることから始めていただけたら」と、下八尻さんたちは呼びかけています。
実践!お米づくり

青々とした稲穂が風に揺れている、樋脇町藤本の棚田。その一角に表れたのは、KS organic kids+(ケーエスオーガニックキッズプラス)の下八尻さん、髙橋さん、大城さん、森永さん。「知る」ことから一歩踏み出し、自分たちで実際にやってみよう!とお米づくりに挑戦しています。肥料づくり、田植え、草刈り、雑穀刈り・・・メンバーで手分けをして、仕事や家のことをやり繰りしながら時間をつくりここまで進んできました。
夏の日の盛り。作業を終えたメンバーの顔には、きらっと光る汗が。「大変だけど、田んぼに来ると不思議と元気になる。力をもらって帰るんです」と、笑顔で話してくれました。「実りの秋」を楽しみに、メンバーの活動は続いていきます。
更新日:2025年02月05日