「甑島のトシドン」はユネスコ無形文化遺産に登録されています

更新日:2023年03月27日

昭和52年に国の重要無形民俗文化財に指定されている「甑島のトシドン」は,ユネスコ無形文化遺産の代表一覧表に記載されています。

日本からは22件が記載されています。

トシドンとは…

毎年12月31日(大晦日)の夜,家々を訪れる祝福の神様です。
下甑の各地では,トシドンは天空や高い山や岩の上から,首のない馬に乗ってくると言われています。
シュロの皮やソテツの葉などを使い,鼻の長い恐ろしい顔をしたトシドンが,3歳~8歳の子どもがいる家々を訪れ,外から「おるか,おるか,○○はおるか!来て障子を開けー!」と言って家に入ります。
子どもたちの日ごろの良いところを褒めたり,諭したり,歌を歌わすなどして,最後に年餅と呼ばれる大きな餅を与えて去っていきます。

正座をしながら前に両手をついている女の子の背後に、鼻の長いお面を被ったトシドンがしゃがみこんでいる写真

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