薩摩川内SDGsチャレンジストーリー(#26 薩摩川内市立水引小学校)

更新日:2025年01月29日

本市では、令和3年6月8日に、市長が「薩摩川内市未来創生SDGs・カーボンニュートラル宣言」を実施し、2030年SDGsの達成と2050年カーボンニュートラルの達成に向けて取り組んでいます。また、令和4年5月20日には、国(内閣府)のSDGs未来都市に選定され、今後さらにSDGs及びカーボンニュートラルの達成に向けて、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉に市民総ぐるみで取り組むことを目指しており、持続可能な社会の実現のために、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉として、一人ひとりができることからSDGsの達成に貢献し、市民のみなさんと一緒に本市の未来をつくる各種取組を実施しています。

各種取組の1つとして、市内でSDGsに関連する取り組みを行っている市民の方をインタビューした「SDGsチャレンジストーリー」を動画及びWebコラムにて公表しています。今回は、薩摩川内市立水引小学校の取り組みについて紹介します。

【関連ゴール】4 質の高い教育をみんなに 11 住み続けられるまちづくりを 12 つくる責任つかう責任

ゴール ゴール ゴール

朝の清掃活動

清掃活動

水引小学校は、水引町の国道3号沿いにある全校生徒88名の小学校です。令和5年8月の「薩摩川内市SDGs・カーボンニュートラル登録制度(第3回募集)」で登録された、公立小学校では初めての「薩摩川内SDGsチャレンジパートナー」です。

「あいさつ、チャレンジ、学び合い。笑顔あふれる水引小学校」のキャッチフレーズのとおり、学校を訪ねると元気な笑顔で迎えてくれました。

水引小学校では、きれいな環境を保つために、毎朝全校生徒で清掃活動を行っています。

また、卒業生の医学博士による石碑に刻まれた「お父さん、お母さんをだいじにしましょう」の言葉にあるように温かい土地柄を感じる学校です。

社会科見学

川内クリーンセンター

川内クリーンセンター

水引小学校の4年生が社会科見学で最初に訪れたのは、「川内クリーンセンター」です。市内の家庭ごみを集めて分別し、焼却処分や資源の再利用に向けた処理を行う施設です。

巨大なごみクレーンに児童たちは大興奮しながらも、電気代や燃料費の高騰により、年々ごみ処理のコストが高くなっていることを知りました。

次にリサイクルに使われるプラスチックや発泡スチロールの白いトレー、ペットボトルの処理の様子も見学しました。リサイクルされ、有効に使われると知り、日曜日の朝の「プラ・ペットの日」に集まって活動することも役に立っているんだと気づいた児童たちでした。

サーキュラーパーク九州

サーキュラーパーク九州

次に訪れたのは、川内(火力)発電所跡地に建設中の「サーキュラーパーク九州」です。迎えてくれたのは、中台明夫さん。サーキュラーパーク九州を共同運営する「ナカダイホールディングス」は、ごみの回収、分別に独自の高い技術とデータ分析を持ち、再利用を超える価値を高める「アップサイクル」の分野をリードしています。

「不要=ごみ」ではないという中台さん。「捨てることは悪いことではない。その後のことをちゃんと考えられたらいいね」と、子どもたちに優しく語りかけます。「原料が何でできているかを知ると面白い。何に戻せるのか?という考えがリサイクルにつながります」という言葉に、子どもたちは好奇心に満ちていました。

積極的にSDGsに取り組む水引小学校の児童たちのこれからの成長が楽しみです。

小学生のみんな
石碑

2024年6月取材

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