薩摩川内SDGsチャレンジストーリー(#25-2 樋脇地区コミュニティ協議会)

更新日:2024年03月05日

薩摩川内市では、令和3年6月8日に、市長が「薩摩川内市未来創生SDGs・カーボンニュートラル宣言」を実施し、2030年SDGsの達成と2050年カーボンニュートラルの達成に向けて取り組んでいます。また、令和4年5月20日には、国(内閣府)のSDGs未来都市に選定され、今後さらにSDGs及びカーボンニュートラルの達成に向けて、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉に市民総ぐるみで取り組むことを目指しており、持続可能な社会の実現のために、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉として、一人ひとりができることからSDGsの達成に貢献し、市民のみなさんと一緒に薩摩川内市の未来をつくる各種取組を実施しています。

各種取組の1つとして、市内でSDGsに関連する取組を行っている市民の方をインタビューした「SDGsチャレンジストーリー」を動画及びWebコラムにて公表しています。今回は、樋脇地区コミュニティ協議会会長の上床 博道さんをインタビューしました。

【関連ゴール】11 住み続けられるまちづくりを 15 陸の豊かさも守ろう

樋脇地区コミュニティ協議会の関連ゴール

遊歩道整備の次の一手は、植生調査です。「木の名前を調べて、ネームプレートをかければ、登るのも楽しくなるでしょうから」との思いです。上床会長、久米主事に樋脇地区コミュニティ協議会副会長の吉野純一さんも加わり、吉野さんの知人でもある鹿児島県森林技術総合センターに勤務する、森林総合監理士の資格を持つ片野田逸朗さんに調査をお願いしました。

丸山に植生する木の実
植生調査のようす

できたばかりの遊歩道は、実に快適です。遊歩道、という言葉からもっと楽な道を想像していましたが、しっかり「山歩き」です。スニーカーでも大丈夫ですが、お持ちなら登山靴がおすすめ。20分ほどで頂上、見晴らしのある場所に出ます。片野田さんは双眼鏡を手に何の木か調べます。幹で区別することは難しく、高いところにある葉を見て判断するのだそうです。「ショウベンノキ」や「カクレミノ」など、初めて知る面白い名前の植物も多数ありました。調査の結果、丸山には、シイ類では「スダジイ」が多く、北薩地域に多い「コジイ」が植生していないことなどが判明しました。スダジイは海岸部や奄美地方に多いとのことで、丸山特有の植生にも注目です。

丸山の頂上から見た景色
植生調査のようす
厳島神社址の説明の看板

山頂付近には、「厳島神社」址(あと)がありました。説明の看板とともに、苔むした手水鉢らしきものがありました。かつての祈りの場所らしい、厳かな雰囲気が今もかすかに残っている気がしました。

こうして調査を兼ねた山歩きは無事完了。あいにくの曇り空ではありましたが、山頂付近からは町を見渡すこともでき、山に登った!という満足感を得られます。下山後には道の駅「樋脇湯遊館」にて、名物の「せごどんぶい(西郷どんぶり)」を頂きました。味噌づくりの名人だったという西郷隆盛にちなんで、鹿児島特産の豚肉を甘辛い味噌で味付けして、白米にたっぷりのせた丼ぶり飯です。湯遊館には天然温泉の足湯もあります。丸山に登った後は、こちらで心もお腹も満たすことができますよ。

次回「薩摩川内SDGsチャレンジストーリー(#25-3)」では、樋脇地区コミュニティ協議会の活動や上床会長の樋脇地区への思いについてご紹介します。お楽しみに!

2023年11月取材

この記事に関するお問い合わせ先

未来政策部 企画政策課 SDGs・開発グループ
〒895-8650 神田町3-22
電話番号:0996-23-5111 ファックス番号:0996-20-5570
メールでのお問い合わせ