【霧島市で野生イノシシの豚熱感染疑い】豚熱の侵入を防ぎましょう
霧島市で野生イノシシの豚熱感染疑い事例
鹿児島県は令和7年11月19日(水曜日)、霧島市で17日に死亡していた野生イノシシが豚熱に感染している疑いがあると発表しました。確定検査で陽性が確定すると、県内の野生イノシシにおける豚熱の初の感染事例となります。
これを受け、本市では本日11月19日、家畜伝染病警戒本部会議を開催しました。今後、下記の事項に速やかに取り組むなど、関係機関との連携の下に徹底した防疫対策を講じていきます。
1.養豚農家への文書発送(注意喚起)
2.養豚農家への消石灰無償配布
上記の他、公共施設に消毒マットを設置(継続中)
豚の飼養管理者におかれましては、下記のとおり飼養衛生管理基準の再度確認のうえ、引き続き防疫対策を徹底してくださるようご理解とご協力をお願いします。
また、関係者以外の方は、農場への立ち入りを控えて頂きますようご理解とご協力をお願いいたします。
飼養衛生管理の徹底について
(1)飼養衛生管理基準の不備は早急に改善してください。
・車両、物や畜舎周囲の消毒
・長靴や衣服の交換、消毒
・毎日の健康観察
・野生動物の侵入防止
(2)離乳豚舎の免疫を獲得していない豚群については、特に感染が起こりやすいため、豚舎出入りの際の衛生管理を徹底してください。
(3)豚熱の特定症状を示す豚等発見した時は、家畜保健衛生所へ速やかに連絡してください。
【特定症状】発熱・食欲不振・元気消失・うずくまり・呼吸障害等
【重症例】 後躯麻痺・運動失調・四肢の激しい痙縮などの神経症状
皮下出血による紫斑(耳翼・尾・腹部・内股部)を呈し死亡
豚熱とは
豚熱ウイルスにより起こる豚、イノシシの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。
感染豚は唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄し、感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大します。
治療法は無く、発生した場合の家畜業界への影響が甚大であることから、家畜伝染病予防法の中で家畜伝染病に指定されています。
なお、アフリカ豚熱とは、全く別の病気です。
豚熱は、豚、イノシシの病気であって、人に感染することはありません。仮に豚熱にかかった豚の肉や内臓を食べても、人体に影響はありません。
また、感染豚の肉が市場に出回ることはありません。
狩猟される皆様へ ( ~ 豚熱対策のお願い ~ )
イノシシで豚熱が発生した場合、発生地域のイノシシ肉の利用が制限される可能性があるなど、狩猟にも大きな影響があります。
管内の野生イノシシにおける豚熱の清浄性を維持するために、狩猟後の「洗浄・消毒等」のご協力をお願いします。
詳細は下記のチラシをご参照ください。






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更新日:2025年11月19日