【まちナビ・コラム】第39回 427年受け継がれる伝統 川内大綱引

更新日:2026年09月18日

9月22日は、薩摩川内市を代表する伝統行事「川内大綱引」が開催される日である。川内大綱引は毎年、秋分の日の前日に開催される勇壮な祭りで、今年で427年を迎える。令和6年(2024年)3月には国の重要無形民俗文化財に指定され、その価値が全国的にも認められた。

当日は朝から約1,500人の市民が力を合わせ、長さ365メートル、重さ約7トンを誇る日本一の大綱を練り上げる。この大綱を100メートル以上移動させたことが昨年、ギネス世界記録に認定され、そのスケールの大きさが世界にも認められた。夜には上方と下方に分かれた約3,000人が綱を引き合い、まちは熱気に包まれる。

見どころは、大綱が動く迫力だけではない。自陣の「引き隊」を有利にするため、両陣営の「押し隊」がせめぎ合う勇壮な姿も、この祭りならではの光景である。会場に響く掛け声や太鼓の音は、427年にわたり受け継がれてきた伝統の重みを感じさせる。

一説には、関ケ原の合戦の際、第17代当主島津義弘が兵士の士気を高めるために始めたとされる川内大綱引は、本市の歴史と文化を象徴する伝統行事である。国の重要無形民俗文化財に指定されたこの勇壮な祭りの熱気をご覧いただきたい。

川内大綱引の様子

令和7年度川内大綱引写真コンテストグランプリ・大綱大賞作品「大綱覇伝~三千の雄叫び」森下幸樹氏撮影

綱練りの様子

市民による綱練りの様子

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