広報薩摩川内5月通常版 キジカケル突撃レポート~2024年4月開校!新しい歴史がスタート編~

祁答院地域の子どもたちへより良い教育環境を提供するため、この春、藺牟田、上手 、黒木 、大軣小学校の4校が統合され、「祁答院小学校」としての新しい幕が上がりました。
今回は、その「祁答院小学校」の歴史や再編事業に関わった方の声などを紹介します。
未来ある子どもたちに、より良い教育環境を

4月8日月曜日、祁答院小学校で開校式と入学式が行われました。新しい児童を迎え、少し緊張した面持ちで始まった開校式。「久富木川」や「ベッコウトンボ」などの地域の特色が盛り込まれた新しい校歌が、一生懸命練習してきた児童によって初披露されました。入学式では9人の新入生がアーチをくぐって入場し、在校生が温かく出迎えました。保護者や来賓の方々が見守る中、希望を胸に新たな学校生活のスタートとなりました。

【祁答院小学校誕生までの経緯】
- 2022年7月
令和コミュニティトーク(祁答院地域)で小学校再編に関する質問が出る。 - 2022年8月
祁答院地域の小学校再編についての説明会を開催。 - 2022年11月
祁答院地域の各地区から、小学校再編に関する意見要望書を教育委員会に提出。 - 2022年12月
意見・要望の調整が図られ、再編協議会の準備会を行い、基本方針などを確認。 - 祁答院地域小学校再編協議会発足
- 7回にわたり、協議を実施
- 2024年4月8日
祁答院小学校 開校
祁答院地域小学校再編協議会会長にインタビューしました!
関一幸(せきかずゆき)会長

「4小学校が統合されたことで、子どもたちにとってより良い教育環境となることはうれしい」と話すのは、祁答院地域小学校再編協議会の会長で大村地区コミュニティ協議会会長でもある関一幸さん。「統合前は複式学級での教育を行っていたが、統合後は各学年1学級の編成となり、先生たちの負担も軽減できるだろう」と期待を寄せています。約1年間、統合に向けて協議に携わってきた関会長。これからのさらなる小中一貫教育の充実を願っていました。
~ 児童の皆さんへ~
新しい仲間を迎え、新しい学校生活が始まりました。仲良く、楽しく頑張ってください。

どんな校章なの?

鎌倉時代以降、この地域を治め
た祁答院氏の家紋の扇と町木で
あった梅の花をかたどり、「祁」の
文字を象徴として中央に配置し、
「祁答院」を誰でも読めるように
ローマ字で明記したものです。黒
木小学校出身の小牧良次さんが考
案したものが選ばれました。
どんな校歌なの?
祁答院地域の住民などを対象に、歌詞に盛り込みたい言葉を募集し、祁答院地域小学校再編協議会において絞り込みを行い、元藺牟田小学校校長の沖敦さんがそれらを基にして、地域住民の思いが詰まった歌詞を完成させたそうです。歌詞の掛け合いもあり、明るい曲調になっています。

祁答院小学校校歌
1.緑さやかな 青垣に 薫るそよ風 光る雲
矢止めの峰を 照らす陽が 水面に映える 久富木川
心豊かに たくましく
楽しい 楽しい われらの学び舎
楽しい 楽しい 祁答院小学校
2. 五つの時代を超えて今 歴史の糸を 紡いでる
尊き文化を 受け継いで 心磨いて 真理知る
賢く優しく 健やかに
伸びゆく 伸びゆく われらの学び舎
伸びゆく 伸びゆく 祁答院小学校
3. 湖畔の浮島 戯れる ベッコウトンボに 未来みる
高き理想を 胸に秘め 大空高く 舞い上がれ
笑顔いっぱい 朗らかに
歌おう 歌おう われらの学び舎
歌おう 歌おう 祁答院小学校

更新日:2024年07月25日