甑島で世界的に希少なモササウルス類「セルマサウルス」近似標本を発見
令和7年7月23日、下甑島に分布する姫浦層群(今から約8000万年前の地層)から、世界的に希少なモササウルス類「セルマサウルス」のものと思われる骨(方形骨)の化石が発見された記者発表を行いました。
今回発見された標本がセルマサウルスであれば、アジア初の発見であり、地層の年代からもこの属で最も新しい発見となります。これまでアメリカでしか見つかっていなかったセルマサウルス型モササウルス類の生息年代を大きく更新する発見で、アジア(日本)のモササウルス類の多様性について新知見をもたらすものです。
甑島では、恐竜化石だけでなく海生ワニ類やモササウルス類などの大型海生爬虫類の化石も続々と見つかっており、今後も甑島でのさらなる発見が期待されています。
更新日:2025年07月28日