市長と振り返る薩摩川内市誕生20周年

更新日:2024年01月04日

このコーナーは薩摩川内市誕生20周年を迎え、川薩地区法定合併協議会事務局長として市誕生をけん引した田中市長だからこそ話せる当時のエピソードなど、これまでを振り返りながら、記念事業の見どころなどについて連載していきます。

第1回市町村合併業務を振り返る

市町村合併に業務として携わることになったときは、どのような気持ちでしたか。

市町村合併の話を聞いた当時は、川内市役所都市計画課の課長でした。大変な仕事が始まるなと他人事で、まさか私が事務局長を任されるとは想定外でした。しかし、過去に10年間広域行政を担当していたこともあり、8町村には知り合いも多かったので、あまり抵抗はなかったですね。

当時を振り返り、印象深い出来事などを教えてください。

取材対応する田中市長の写真

合併とは、自治体刷新。革命です。
県内初ということで、先例がないので先頭走者の孤独、裏を返せば新しさを作り上げていくやりがいがありました。9市町村長、9議会の全合意が必要であるため心配もありましたが、悩んでいる暇はなかったです。新市誕生の平成16年10月12日は絶対にずらすことができないので、合言葉は締め切り厳守でしたね。

同僚たちとの思い出はありますか。

合併事務局執務室の様子

合併業務は、4人でスタートし、最終的には102人の体制になりました。広いフロアに集まって仕事をしていたので、ハンドマイクを使って毎日の朝礼。休む間もない大変なプロジェクトだったけれど、振り返れば充実した楽しい毎日でしたね。

今回は、市町村合併の先頭走者として、苦労しながらも歴史に残ることを任されたやりがいを話してくれた田中市長。次回は、薩摩川内市への思いや、いよいよスタートする20周年記念事業の見どころなどに迫ります。

第2回市誕生20周年記念事業の見どころ

市誕生20周年記念事業の見どころを教えてください

全部見どころです!
何よりも楽しくしなくてはいけないと思っています。アフターコロナで交流が復活してきている今、全市民、全世代、県内外、国内外の人が本市の20周年記念事業を楽しんでほしいということが1番の意気込みです。ミュージックフェスなどの若者が楽しめるイベントもあるので、多くの人と一緒にお祝いしたいです。

20周年記念事業に若者が楽しめるイベントもあるとのことですが、日常的に若者が集まるまちにするために、どのようなことをしたいですか

みらいアドバイザーが提言している様子

若者の意見を聞きたいです。高校生の意見を聞くことができるみらいアドバイザーが本当にいい機会になっていると思います。実際に、「若者が集まって話をしたり、勉強をしたりする場所があったら良いのでは」という提言があって、まさにその通りだなと。若者をいつでも見掛ける、そんなまちにしたいです。

本市では、持続可能で魅力的なまちづくりの推進にあたって、高校生の視点から意見・助言を求めるため、薩摩川内市みらいアドバイザーを設置しています。

今回は、これからの本市のことなどを考えるにあたって、若者ともっと話したいという市長の思いを知ることができました。次回は、そんな市長の描く未来に迫ります。

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