SDGs未来都市計画の進捗状況について

更新日:2023年09月15日

「SDGs未来都市」について

2022(令和4)年5月20日に、「SDGs未来都市」選定証授与式が行われ薩摩川内市を含む30の自治体が、国(内閣府)から「SDGs未来都市」に選定されました。

「SDGs未来都市」とは、国(内閣府)がSDGsの達成に向けた取組を積極的に進める自治体を公募し、SDGsの理念に沿った基本的・総合的取組を推進しようとする自治体の中から、特に経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して、持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い自治体を選定する制度です。

SDGs未来都市計画の進捗状況

SDGsの理念に沿った基本的・総合的取組を推進しようとする都市・地域の中から、特に、社会・環境・経済の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・地域として選定された都市において作成される3か年の取組を具現化した計画である「SDGs未来都市計画」の主な取組の進捗状況については以下のとおりです。

社会面

障害者コミュニケーション推進事業

SDGsの理念である「誰一人取り残さない」社会を具現化するため、本市では、「手話言語等コミュニケーション手段条例」を制定(2022年3月制定)し、障害の有無に関わらず、全ての市民の意思疎通が円滑に行われるよう、手話出前講座(市内小学生低学年)、啓発チラシ、市情報の点訳・音訳に取り組んでいます。

高校生みらいアドバイザー事業

持続可能で魅力的なまちづくりの推進に当たり、高校生の視点から必要な意見・助言を求めるため、「薩摩川内市みらいアドバイザー」として、希望する高校生に委嘱を行い、高校生が取り組む「総合的な学習の時間」等のテーマ選定や探求結果発表に対する支援を行っています。

環境面

地球にやさしい環境整備事業

再生可能エネルギーの利用を促進し、住宅におけるエネルギーの自立化や温室効果ガス排出量を低減すること、災害に強いまちづくりを目的に、蓄電システムの設置、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の建築等に対して補助を行っています。
さらに、カーボンニュートラルの達成を具現化するため、エコカー(EV・PHV)購入、省エネ家電(エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、テレビ、電気便座、LED照明)の購入に対する補助にも取り組んでいます。

閉校跡地利活用事業

人口減少・少子化の進行に伴い、地域のシンボルである小学校・中学校が閉校している中、当該閉校跡地を利活用して事業に取り組み、地域の活性化に繋がる事業に対して、1.土地・建物の減額譲渡、2.土地・建物の減額貸付及び10年後の無償譲渡、増築等助成金の交付(一部の解体を含む。)及び4.固定資産税の課税免除(3年間)を行っています。

経済面

川内港背後地利活用事業

令和4年4月に廃止となった川内(火力)発電所の跡地を、循環経済(サーキュラーエコノミー)を実現する、新たな挑戦の場と捉え直し、資源循環を中心としたサーキュラーエコノミーと脱炭素化の推進による持続可能な社会の構築を目指していきます。
 そのため、動静脈産業双方の課題に、産官学が連携してアプローチし、業種を超えた企業連携、地域と協力した各種実証実験等を行い、資源循環に関する課題解決を図っていきます。
 これらの取組を通じて、サーキュラーエコノミーを実現する技術と知見を集積し、オープンイノベーションを活用しながら、より良い循環型社会の実現を目指していくものです。

 令和4年7月26日に、「サーキュラーパーク九州」の実現に向けて具体的な検討を進めるため、本市、九州電力株式会社、株式会社ナカダイホールディングス、学校法人早稲田大学及び株式会社鹿児島銀行の5者は、連携協定を締結しました。

令和5年4月6日に、構想の基盤となるリソーシング事業(企業や地域の廃棄物を再資源化)の事業化が決定しました。

令和5年7月26日に、九事業主体となる新会社「サーキュラーパーク九州株式会社」が九州電力株式会社と株式会社ナカダイホールディングスにより設立されました。

令和5年7月31日、サーキュラーパーク九州株式会社との立地協定調印式を執り行いました。

先端技術産業の育成・支援

先端的なデジタル技術等の実用化を推進することにより、地域における新規産業の創出や産業の集積、本市のブランド力向上を目的として、薩摩川内市をフィールドとする各種先端技術等を活用した実証実験を、全国から公募しています。

3側面(経済・社会・環境)を繋ぐ取組

薩摩川内市では、令和3年6月8日に、市長が「薩摩川内市未来創生SDGs・カーボンニュートラル宣言」を実施し、2030年SDGsの達成と2050年カーボンニュートラルの達成に向けて取り組んでいます。また、令和4年5月20日には、国(内閣府)のSDGs未来都市に選定され、今後さらにSDGs及びカーボンニュートラルの達成に向けて、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉に市民総ぐるみで取り組むことを目指しています。
持続可能な社会の実現のために、「薩摩川内SDGsチャレンジ」を合言葉として、一人ひとりができることからSDGsの達成に貢献し、市民のみなさんと一緒に薩摩川内市の未来をつくる各種取組を実施しています。

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